県庁所在地である滋賀県大津市は、県内最大の都市で中核市に指定されています。
交通の便も良く、通信制高校に通うには最適なエリアと言えるでしょう。
大津市にある公立/私立の通信制高校
大津市には公立の通信制高校が1校と、私立の通信制高校が1校あります。
公立は「滋賀県立大津清陵高校」で、JR石山駅からバスで20分程度の大平1丁目にある、県内で唯一通信制過程を有する県立高校です。
私立は「鹿島学園高校・大津キャンパス」で、JR石山駅から徒歩1分と通学にも便利な立地です。
他にも通学できる距離内に全国展開している通信制高校のサテライト施設「トライ式高等学院・草津キャンパス」と「おおぞら高等学院・滋賀キャンパス」があるので、大津市は滋賀県内では通信制高校に通いやすい立地と言えます。
ここでは、これら4校についてご紹介します。
滋賀県立大津清陵高校
滋賀県立大津清陵高校は、県内で唯一通信制と定時制を併設している高校です。
単位制を採用していることが特徴で、習得した単位の合計が74単位以上になれば卒業できるシステムです。
一般的な学年制とは異なり学年の区別がなく、3年という期限もないため留年もありませんが、学ぶ姿勢と努力によっては最短3年で卒業することが可能となっています。
令和4年度の募集定員は320名で、費用は平成22年度から無償となっていますが、入学金500円と教科書代・副教材費で約1万円の他、諸経費で5万円、更に新入生の場合は修学旅行積立金として約4万円が必要です。
これらの費用は、年度当初に一括納入となります。
大津清陵高校は進学率が高く、卒業生の約3分の1が京都や大阪の大学に進学しており、中には東京の大学に進学する生徒もいるなど大学進学について幅広いサポートを行っているため、通信制高校に通いながら大学進学を目指す方におすすめです。
学校行事も球技大会や芸術鑑賞、卒業研修旅行などがあり、勉強ばかりではなく充実した学生生活にも力を入れています。
滋賀県立大津清陵高校は、大津市大平1丁目14-1に昼間部と通信部の本校キャンパス、大津市馬場1丁目1-1に定時制の馬場分校があります。
Link:滋賀県立大津清陵高校公式HP
鹿島学園高等学校・大津キャンパス
鹿島学園高校は、茨城県鹿嶋市に全日制の本校を置く学校法人が運営しており、通信制は東北から九州まで22の都府県から入学できる広域通信制過程の高校です。
学習は基礎から行うため勉強が苦手でも安心で、週1日制や週2~5日制、自宅学習制の他、家庭教師制やネット指導制などもあるため、自分に合わせた学習スタイルを選べることが特徴です。
更に、オプションで大学進学・芸能・声優・美容・デザイン・保育コースなども選べるため、未来につながる自分らしい学び方ができます。
大手の通信制高校であるため進学にも力を入れており、有名私立大学を始め国立の難関校にも進学の実績があります。
学費は入学金が38000円で授業料は履修単位数ごとに8千円ですが、家庭の経済状況によっては就学支援金が支給されることもあります。
他には年間に施設費の24000円とシステム管理費/タブレット費で35000円、日本スポーツ振興センター災害共済掛金の252円が必要になります。
鹿島学園学校の大津キャンパスは大津市粟津町13-18 ヒラノビル3Fにあり、JR石山駅から徒歩わずか1分と通学に便利な立地となっています。
トライ式高等学院・草津キャンパス
トライ式高等学院は、テレビCMでご存じの方も多いのではないでしょうか。
「家庭教師のトライ」を母体にしている高校で、生徒それぞれの学習指針や目標を設定して無理なく学べるカリキュラムを用意していることが特徴です。
学習コースは通学・在宅・ネットの3コースがあり、進路によって夢が実現できるように普通科と特進科から選べるようになっています。
一般的な通信制高校の大学進学率は16%前後と言われていますが、トライ式高等学院の進学率は68.5%もあり、進学先も首都圏の有名私立大学から全国の国公立大学、難関大学などへの実績があります。
そのため、トライ式高等学院は通信制高校に通いながら進学を目指す方に大変おすすめです。
学費は入学金が8万円で、通学・在宅コースの普通科は1単位あたり18000円、特進科は28000円となっており、完全な通信制のネットコースには月あたり5万円が追加になります。
また、他に設備費や行事運営費などで1万円程度が必要です。
トライ式高等学院・草津キャンパスは滋賀県草津市西渋川1丁目1-18 イーカムビル4Fにあり、JR草津駅から徒歩約3分の立地です。
少々距離がありますが、JR山陽本線利用で約10分の乗車時間となっています。
おおぞら高等学院・滋賀キャンパス
おおぞら高等学院は、全国44ヵ所にキャンパスがある大手の通信制高校です。
生徒それぞれが思い描く未来を実現するための環境が整っており、高校卒業を目指す「スタンダード学科」、進学を目指す「アドバンス学科」、興味を追求する「みらい学科」があります。
おおぞら高等学院の大きな特徴は、一般的の高校と異なり生徒が先生を自分で選べることにあります。
学習面のサポートはもちろんですが、将来の夢や不安も分かち合えるように生徒と1対1で向き合うスタイルから、「先生」ではなく「マイコーチ」と呼ぶことが基本となっています。
クラブ活動や学校行事も盛んで、年1回は提携校の屋久島あおぞら高等学校における1週間のスクーリングがあります。
学費は入学試験の選考結果通知後に郵送されるため明確には分かりませんが、年間に40~60万円前後が必要とされています。
おおぞら高等学院・滋賀キャンパスは滋賀県草津市大路1丁目1-1 エルティ932 4Fにあります。
最寄り駅はトライ式高等学院と同じ草津駅で、大津市からは電車で10分かかりますが、草津駅からは徒歩1分とアクセスに便利な立地となっています。
大津市で自分に合った通信制高校を選ぼう
通信制高校でも学校に通う必要があるので、自宅から通える範囲にある方が便利です。
大津市で通信制高校に進学を検討しているなら、ここにご紹介した学校を検討してみてはいかがでしょうか。