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今までに出版されたレコード、CDの一部、また、現在も大切に保管されている珍しい楽器、そして、戦前からのユニフォーム姿などなど……天理高等学校吹奏楽部の「ア・ラ・カルト」を紹介。
 
 
CD
Record 楽 器  服装
ブレーン株式会社が出した「吹奏楽の伝説」レジェンダリー・シリーズの高校編第1弾が、この天理高等学校吹奏楽部版。1970年から88年までの全国大会ライブ録音11曲が収録されている。
天理高等学校吹奏楽部単独のレコードはこれが初。ソニーからの提案によって企画されたもので、1974年、天理市民会館にて録音。ジェイガーの第二組曲やウエストサイドストーリー、ハワイアン・フェスティバルなど6曲が収録されている。
漆塗りの大太鼓
【七度塗りの大太鼓】

昭和18年から約50年間の長きにわたって使われた。七度漆を重ね塗りして作られたといわれる大太鼓である。当時、2台作られたうちの1台を、初代指導者矢野清先生が苦労して手に入れたもので、紐締めのため、歴代パーカションパートは皮の張り替えに苦労した。三角形に張られた紐を締めたり弛めたりするのも革製、またさらに、シンバルが1枚胴の上にセットできるようになっていて、バスドラと同時にこれを叩くと独特な響きが得られた。
 
関西吹奏楽コンクールのライブレコードは比較的珍しい。これは1977年の関西吹奏楽コンクールのライブ録音版(ワールドレコード)で全7巻。この巻には中学校、高校の代表が収録されている。天理中学校の演奏が聴ける。
1996年「大阪・ザ・シンフォニーホール」で開催された創部60周年記念演奏会のライブ録音版。
吹奏楽では「ローマの松」全曲。オーケストラの「ボレロ」なども収録。
昭和40年代半ばから、全日本吹奏楽コンクールのレコードが出されるようになったうちの1枚。
これは昭和52年度のもので、8校の演奏が収録されている。
2000年4月に「大阪・ザ・シンフォニーホール」で開催された創部65周年記念演奏会のライブ。
「惑星〜木星」「寄港地」など全14曲が収録されている。
上のレコードと同様でこれは昭和55年版。全9曲が収録されている。天理高等学校吹奏楽部の演奏は課題曲が収録されている。

【ユニフォームの変遷】
ユニフォームの変遷

戦前、戦中のゲートルを巻いたものから、最新のユニフォームまで、いろいろ変わってきました。帽子、ベルト、靴にも変化があります。革の長靴にズボンの裾を入れて、その中にはパチンコ玉を入れたホース状のリングで形を整えていた時代もあります。あまりにも警官と似た服装だったため、よく間違われたとか…。また、腰に小さなバッグをつけていた時代もありました(ドラムO先輩談「あれは楽譜入れだよ」)。


1991年、創部55周年の年にアルフレッド・リード氏を招いて開催された特別演奏会のライブ録音。
天理高等学校吹奏楽部が同氏に委嘱した作品「春のよろこび」が初演された。
全日本吹奏楽コンクール昭和49年(1974)版。全出場団体の中から銀賞受賞8団体を収録。
天理楽朋会(OBOG会)の創立50周年を記念して1992年に限定出版された4枚組CD(非売品)。
コンクール自由曲を中心にして1956年から1992年までの演奏が収録されている。

全日本吹奏楽コンクール昭和48年(1973)版。高校金賞受賞7団体を収録。

   
全日本吹奏楽コンクール昭和50年(1975)版。この年は札幌で開催され、自由曲「おやさま」が収録されている。


珍しい楽器「サリュッソフォーン」

【サリュッソフォーン】

「ディオニソスの祭り」で使用された楽器。日本にどれくらい残っているのかわからないが、テナーのマウスピースかコントラファゴットのリードか、どちらでも使用できるようにマウスパイプが2本付属している。
サリュッソフォーンとは、広い音域で使える金属管のダブルリード楽器を作ろうと、フランスのSarrusが19世紀にソプラニーノからコントラバスまで作ったものだが、現在は、コントラバスが残っている。滅多にお目にかからない珍しい楽器である。天理高等学校では現役の楽器。

   
昭和30年代の中学校、高等学校の名演が収められた2枚組レコード。天理高等学校吹奏楽部からは「前衛隊」「鐘楼よりの展望」(いずれも昭和33年)、「フランス組曲」(昭和35年)が収録されている。
シェレンバウム
もともとは、オスマントルコ軍楽隊で使われた「ターキッシュ・クレッセント」という楽器で、ねじったり、上下に振ったりして付いている鈴の音を出したものだと言われている。クレッセントというのは、「三日月」という意味で、写真では上下に2つのクレッセントが付いているのがわかる。三日月の下には鈴がついていて、その鈴が鳴るわけだ。
このターキッシュ・クレッセントが、ヨーロッパに渡り、ドイツではバンドのシンボルとして使用されるようになった。バンド毎に独特のデザインがほどこされ、ドイツでは最上部に国のシンボル「鷲」のモチーフが付けられるようになったと言われている。

天理高等学校吹奏楽部初代指導者、矢野清先生はこのシェレンバウムをどうしてもバンドのシンボルにと熱望し、「シェレンバウムはまだか?」と病床で気にかけていた。結局シェレンバウムを見ることなく亡くなられたのは残念である。

天理高等学校吹奏楽部が所有するのは、高さは約3メートル、重さは約20キログラム? 持って行進するのは、とても大変である。誰でも持てるというわけではない。選ばれた者だけがこれを掲げてバンドの先頭を行進できるのである。ただし、並大抵な体力では…。
ちなみに、Schellenbaumとは、ドイツ語で「鈴の木」の意。なぁ〜んだ、鈴木かと侮ってはいけない。ドイツでは伝統あるバンドのシンボルなのだから。

紐締め大太鼓を自作

Pearlの大太鼓の締め金具を全部取り外して、ねじ穴は内側から塞ぎ、S字フックなどを自作。昔懐かしい「七度塗り」のあの音を再現すべく、指導者吉田秀高先生が自ら先頭にたって指示し、写真のように改造した。

戦前から使われてきた七度塗り大太鼓は、ずいぶん前に壊れてしまい、現在は倉庫でねむっている。
吉田先生はこの七度塗り大太鼓を高校時代実体験した最後の学年でもあり、あの「ズシーン」とくる独特の音質と重量感を知っているので、既製品の大太鼓には満足出来ず、自らの経験をいかして今回の大改造となった次第である。

その結果は、……実に重みのある音に見事変化した。
これに、合わせシンバルが乗っかれば、完全復活なのだが、、、。